呉服屋として~時の流れに身をまかせ~ - 京呉服すずき

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来年 還暦を迎える私ですが

着物の仕事をやりだしたのは

今から28年前。

 

1992年 平成4年です。

バブル後と言われる時代です。

 

ただ店の売り上げは

年によっての上下はあるものの

極端に悪くなったと言う事は

ありませんでした。

 

その当時から着物離れとは

言われていましたが、、、

 

今の様にリサイクルやアンティック

レンタル等々は盛んではなかったと

思います。

 

振り返った時に失われた10年とか

20年と言われる時代でもあります。

 

価格破壊にデフレで物の価格は

ドンドン下がっていきました。

 

振袖を買いに来られた方に

予算を聞くと着物と帯で100万と

いうのが相場でした。

2000年前後くらいからでしょうか

50万 30万と下がっていきました。

 

時の流れの中で感じるのは

全体的な可処分所得の減少でしょうか。

 

着物を着る選択肢自体は増えていますが

経済的な理由で逆に選べる範囲は

狭くなっているのではないでしょうか。

 

着物は好きで着たいけれども

高額な着物には手が出ない出せない。

 

着物を楽しむためには

ポリエステルの着物やリサイクル

レンタルで、、、

 

それが悪いと言う訳でなく

否定する気持ちもありません。

 

ただ中には仕方なくと言う方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

染織技術は衣装の為に

生み出され発展してきました。

 

友禅 絞り 絣 刺繡等々 

着物を作るための技術です。

 

日本の技術は世界的に見ても

優れていますし独特な物です。

 

決して昔の物 遺産ではなく

現在も素晴らしい商品が生産されています。

 

もっと現代の染物 織物を

評価するべきです。

 

呉服屋を毛嫌いする気持ちも

分からないではないですが

真摯に着物と向き合う素敵な呉服屋さんは

全国にたくさんあります。

 

現在のトップクラスの染織技術と感性で

作られた着物や帯を是非ご覧ください。

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